自己PRを作るサポート

高校生たちが、大学出願用に、これまで3年間やってきた活動をまとめている。

私達が生徒に関わりながら進めてきたプロジェクト活動は、
第三者にどう見えるか、どういう客観的な評価がされるのか、
を見越しながら作っているので、
いざ、生徒たちが資料をまとめようとする際には、
まとめやすい形や記録にはなっている。

しかし、高校生自身がそういう目を持つことはない。

子どもは「今」を生きているから子どもなのであって、
未来の視点から、こういう活動をしておいた方が後々役に立つなとか、
こういう写真を残しておいた方が後で使えるななどと、
打算的に考えていると、大事な「今」が過ぎ去ってしまう。

高校生は、懸命に、今必要なことややりたいことを追いかけていればいいのであって、
それをうまく言葉にしたり、ロジックとして人に伝わりやすい形で残すのは、
大人がやればいい仕事である。

プロジェクト活動などに関して、Beyond Educationが間に入り、
高校生が大人と話し合う機会も多いのだが、
普段、高校生の周りにいる大人は、先生や親が多いので、
なるべく、先生や親とは違うタイプの人とセッティングするように心がけている。

思春期の生徒たちがなにかを発見したり気づいたりするのは、
「違和感」を感じた際で、
それまで当たり前のように見過ごしてきた部分にひっかかるところから、思考は始まる。
そのためには、普段、周りの大人が言っていることとは違うことを言う人に会った方がよく、
それによって、彼らの思考は回りだす。
それはそれまでの大人の言い分を否定するということではなく、
それぞれの大人の意見を比較して、なにが正しいかについて考え始めるということ。

思考を回すためには、どうしても「きっかけ」が必要になる。

ただ、そうやって「きっかけ」を得た子どもたちは、
自分なりの問題意識を掴み、それぞれ意義のある、固有のプロジェクト活動を進めるようになる。
きっかけとしての違和感さえあれば、
彼らが普段、言葉にできない不満を、社会の問題をリンクさせることは難しくない。

そして、学校関係者だけでプロジェクトを進めるのではなく、
世間に分け入って色んな大人と話し、協力を要請したことは、
大学など、第三者に提示した時に、高校生の活動として、とてもアクティブに映る。

そういうことを、高校生自身が考える必要はないが、
私たちは、それぞれの生徒の性質を見極めながら、進めていかなければいけない。
彼らが高校時代にやったことが、彼らの将来につながるためにも。