Beyond Educationの高校生の声

現在、少子化が進む地域では、生徒間の学力競争がなくなったことで、
地域全体の「学力の低下」と「モチベーションの欠如」が大きな問題となっています。
今後は、「競争」や「自己利益」などの外発的動機ではなく、
人々との関わりの中で生まれる、「承認」や「達成感」などの内発的動機づけが、
継続的な学習のためにも必要となります。


自分に芽生えた「リーダーとしての自覚」

プロジェクト活動を始める前、僕は自分のまちに対して失望感しかありませんでした。でも、実際にプロジェクトを進めていると、助けてくれるまちの大人は意外に多くて、みんな案外、協力的なんだなと知りました。僕らの「イロドリプロジェクト」は、個人的な思いから始まったものでしたが、みんなに届く形にしたことで、地域の人たちが喜んでくれ、なにより「自分も周りに影響を与えることができるんできるんだ」という実感が持てるようになりました。それまで他人事だった社会の問題を、「自分が考えるべき問題なんだ」と思えるようになったことや、「自分が地域の課題に取り組むんだ」と主体的に考え始めたことは、自分の中では、大きな変化だと思います。

海外に出て、自分の「普通さ」がわかった

私は、一年間取り組んできたプロジェクト活動が認められ、夏休みにカナダに短期留学することができました。それまで私は自分を「すごい人間」だと思っていたのですが、カナダで会ったユニークな人たちを見て、自分がまったく「普通の人間」だと思い知らされました。でも、だからこそ、どうやったらその中で埋もれずに、自分のやりたいことを成し遂げられるのか、真剣に考えるようになりました。また、実際にプロジェクト活動を行い、自主ゼミで提出書類作りをし、留学審査に合格し、カナダに滞在したことで、「自分に意思があれば、世界中どこへでも行けるんだな」ということがわかったので、今後も強い意思を持ち続けて進んで行こうと思います。

ここで「負けること」を教わった

自主ゼミ活動の中で、一番の経験は「負けた」ことです。 一年間取り組んできたプロジェクト活動を発表する大会「プロジェクトアワード」で、自分たちの発表は他の誰にも負けてない自信があったのですが、優勝することができませんでした。また、英語力を試すために出た「英語ディベート大会」では、充分な準備をしたにもかかわらず、自分のミスで優勝を逃してしまいました。それらはとても悔しい経験でしたが、それまでの僕は、自分の苦手な部分や弱い部分に目を向けず、失敗することからも避けていたところがあったので、「トライした上での負け」は、自分にとっては成長の証でした。これらの「負け」を、必ず、将来に生かせるよう、これから頑張っていきます。

退学した後も、ずっと背中を押してくれた場所

普通高校を一年で辞めて、通信制の高校に通い始めた私は、当時、完全に目標を見失っていました。その時、Beyondの「自主ゼミ」に入り、積極的にプロジェクト活動をする仲間たちに刺激されているうちに、だんだんと勉強する意欲を取り戻しました。自主ゼミの活動では、大学生や他校の生徒、地域の大人の人たちと交流する機会が多くあるのですが、その人達と話していると、将来、自分が何がしたいのか、何に興味があるのか、だんだんとわかるようになります。学校のない毎日は単調なので、たまに諦めそうになることもあるのですが、その中で、自主ゼミの活動で刺激を受けて、毎回、勉強を頑張ろうと、気持ちをあらたにしています。